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明方ハムとは

創業以来70年、
愛され続けてきた昔ながらのプレスハム

日本独自の製法で、寄せハムとも呼ばれるプレスハムは、肉塊を少量のつなぎと混ぜ合わせてケーシングに詰めて作ります。
今でこそロースハムやボンレスハムが主流となっていますが、昭和40年頃までは、日本ではこのプレスハムが一般的でした。
プレスハムの中でも肉塊の割合が90%以上でかつ豚肉100%のプレスハムのことを特級プレスハムと呼びます。

プレスハムとは?

みなさんは「プレスハム」と聞いてどんなイメージを浮かべますか?辞書を引くと「豚やそのほかの肉をあわせておし固めたハム」とあります。
食肉ブロックを作る際に余った肉を使用したり、豚肉以外(牛肉、馬肉など)を使用することもあるため、「プレスハム=寄せ集めのハム」というイメージを持たれている人も多いかもしれません。しかし、明方ハムに使用しているのは、国産の豚もも肉です。
品質や表示に関する基準となるJAS規格(日本農林規格)によると、プレスハムの規格は以下の3種類。

肉塊の割合が90%以上でかつ豚肉だけのものを特級プレスハムと呼びます。明方ハムに使用しているのは、国産の豚もも肉!
これを見ても明方ハムの材料に対するこだわりがお分かりいただけると思います。

明方ハムはここを使っています!

「明方ハム」は豚肉の中でも「もも」という部位を使用しています。もも肉の特徴は、脂身が少なく赤身が多いこと。 ほとんどの料理に向き、とんかつやしょうが焼き、炒め物にも使用されます。

また、良質のタンパク質やビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンを多く含んでいることも大きな特徴です。 タンパク質は私たちの体(皮膚、毛髪、骨、筋肉、血液など)を作るために欠かせない栄養素! 豚肉に含まれるタンパク質は、必須アミノ酸をバランスよく豊富に含み、吸収効率にも優れているので、効率的に摂取することができます。 また、ほかの食肉と比べてビタミンB1が数倍も含まれており、豚肉100gを食べるだけで、1日の必要量を満たすことができると言われています。 しかも加熱しても壊れにくく、体内での吸収効率に優れています。

ビタミンB1

ビタミンB1には糖質を分解し、エネルギーに換える働きがあります。 筋肉に溜まっていく疲労物質、乳酸を取り除く働きもあるので、夏バテにもとても効果的! また、糖質の代謝や神経の働きに関係しているため、イライラを防ぎ疲労回復に効果があります。


ビタミンB2

糖質や脂質の代謝に重要な働きをするビタミンB2は、美容のビタミンともいわれ、細胞の再生を助け、粘膜を健康に保ちます。女性にとっては嬉しい効果ですよね。

明方ハムの加工所が「安全、安心の証」を取得

総合衛生管理で厚労大臣が認可

明方ハムを製造している、JAめぐみの加工事業所(郡上市八幡町)が、平成24年8月9日に厚生労働大臣が認可する、「総合衛生管理製造過程による、食品の製造又は加工の承認書」を受けました。

認可を受けるための審査基準は厳しく、総合的な衛生管理に取り組み、安全、安心な製品を製造している証といえます。

今回取得したのは、平成7年に創設された厚生労働大臣による承認制度で、HACCP(ハサップ)手法の概念を取り入れることなどが要件になっています。

HACCPとは、食品の原料の受け入れから製造、出荷までのすべての工程において、危害の発生を防止するための重要ポイントを継続的に監視、記録する衛生管理手法です。

原材料受け入れ時の検査や調味料の調合比率、充填時の温度と量、密封性、熱処理の温度、時間を連続的に監視、冷却時の水質や包装等、それぞれの確認と記録を取るというもので、 現場では、作業工程ごとに区分けを行い、外部からの異物が入らないよう徹底するなどの対応が必要です。

食肉製品のほか乳製品、清涼飲料水など6品目があり、食肉製品では全国で、63施設が認可を受けています(平成24年8月24日現在)。


70周年迎える伝統の味

明方ハムは、昭和28年に郡上郡奥明方村(現在の郡上市明宝)で、畜産振興と山間地の食生活改善を目的として、農協が製造を始めました。昭和55年にNHKの「明るい農村」で紹介され、品薄状態が続いたため「幻のハム」と言われるほど人気を呼びました。以来、売り上げを伸ばし、現在は年間100万本を超える売り上げがあります。

現在でも、当時の製法と味を守り続けています。